エステサロンの集客サイト13選!比較や掲載する際の注意点まで解説

さまざまな集客方法がある中で、有効な集客方法のひとつが「集客サイトの活用」です。しかし、自分のサロンにどのような集客サイトが合っているのかわからないという方も多いことでしょう。本記事では、人気の集客サイトを厳選・比較してまとめています。集客サイトの利用を検討している方はぜひ参考にしてください。

エステサロンの集客の現状と課題とは

エステ業界の集客の現状は、以下のような課題があります。まずは現状をしっかりと把握した上で課題を整理し、対策していきましょう。

競合サロンが多すぎる

エステサロン経営は初期投資が比較的少なく始められることから、参入しやすい業態として知られています。しかし、競合サロンが増えすぎてしまったため業界を生き残るには集客方法に工夫が必要です。

集客に費用がかかる

これまで一般的であったフリーペーパーやWeb広告のような集客方法は、コストがかかるわりになかなか反響が出にくいという傾向が見受けられます。サロンの顧客ターゲットに合わせた集客方法を選び、効率的でコスパの良い集客を行いましょう。

集客サイトを利用するとコスパが良い

エステサロンは集客が難しいため、美容系サロンに特化した集客サイトを活用するのがおすすめです。美容に特化した集客サイトのため、実際に集客を行いながらサロン集客に関するノウハウも得ることができるでしょう。

エステサロンの集客サイトでできること

エステサロンの集客には、集客サイトを活用するのがコスパの良い方法としておすすめです。では実際に、どのようなことが集客サイトでできるようになるのかをご紹介します。

予約を24時間受付できる

集客サイトを利用すれば、予約の受付を24時間いつでも自動で受けつけることができるようになります。サロン側は予約を受けつけて管理するスタッフの手間を削減できることや、時間外でも予約を取りこぼさずに受付可能である一方で、顧客側はいつでも好きな時間に予約が可能になるというメリットがあります。

顧客情報や施術履歴を管理

集客サイトでは、集客だけではなく顧客情報や施術履歴を管理できる機能が搭載されているサイトもあります。サロンを利用した顧客の年齢や住所などの基本情報やこれまでどんな施術を受けてきたかを管理できるため、カルテとして活用するサロンも多く見受けられます。

顧客のニーズを把握できる

顧客の施術履歴を記録しておけるため、顧客それぞれのニーズを分析することが可能です。どのようなサービスを求めているのか1人1人のニーズを把握し、より顧客満足度を高めるサービスを提供できます。

SNSとの連携ができる

美容サロンを利用するメインの年齢層である20代~30代は、SNSでサロンを探す方が増えています。そのため、集客サイトの予約ページをサロンのSNSアカウントに連携させると集客力アップに有効です。

情報発信ができる

メンバー登録した顧客や来店履歴のある顧客へ向けて、メッセージや通知などで定期的にサロンについての情報発信が行えます。クーポンの配信やサロン情報を通知することで、リピーター確保にも繋がるでしょう。

分析ツールが使える

集客サイトを利用するメリットのひとつに、分析ツールが活用できるという点があります。分析ツールを使うと売上分析はもちろん、メッセージの開封率やそれぞれの平均単価まで把握でき、経営戦略を立てるのに役立ちます。

エステサロンを集客サイトで効果的にPRする方法

集客サイトを利用して費用対効果の高い集客を行うには、いかに効果的なPRを打ち出せるかが重要となります。この項目では、集客サイトで効果的なPRを行うポイントをまとめて解説していきます。

ターゲットとなる客層を明確にする

美容室開業に必要な道具・設備は、レイアウトのひとつひとつがお店の雰囲気作りに影響します。機能面だけでなく、見た目にも十分にこだわりたいところです。ただし、バックルームに置く椅子やテーブルなどはお客様から見えないため、機能面重視で選ぶと良いでしょう。

実際に人気のメニューを掲載する

サロンの居心地の良さは、リピート来店に繋げる要素のひとつです。インテリアや備品を選ぶ際はお客様がサロンに滞在している間、いかにリラックスして過ごしてもらえるかをポイントに選ぶのを心がけましょう。

サロンの雰囲気が伝わる魅力的な写真を選ぶ

施術用の道具は作業効率へも関わってくるため、普段から使っているメーカーやブランドを選びましょう。開業をきっかけに憧れのブランドへ買い替えてしまう方もいますが、開業当初のうちは自分のパフォーマンスが発揮できる、使い慣れたものを継続して使うのがおすすめです。

集客サイトでエステサロンを宣伝する際の注意点

美容室開業に必要な道具や備品は、オシャレでなるべくコスパの良いものを購入したいですよね。この項目では、美容室開業に必要な道具や備品を購入する際にコスト削減するポイントをご紹介していきます。

サロンに合ったPRを分析する

集客サイトを有効に活用するには、サロンに合ったPRの方法を分析して集客を行う必要があります。サロンに来てほしい年齢層やターゲットはどのような客層か、何のメニューをウリにしていきたいかなど明確にしておきましょう。

気をつけるべき法律

エステサロンの広告では、気をつけなければいけないポイントがいくつかあります。写真の内容や、表記してはいけない表現に注意しなければいけません。法律に関わることですので、適当にせずしっかりと頭に入れてから広告作成に取り掛かりましょう。

景品表示法

景品表示法は、商品を実際の状態よりも良く見せるようなPRで販売したり、景品をつけて過剰な販売をしたりすることを規制する法律です。before/afterの写真の掲載や、それに伴う説明の表記には注意する必要があります。

薬機法・医師法

薬機法や医師法は、医薬品や医療機器の品質を有効性・安全性を保証するための法律です。医師や薬剤師しか言及できない表現が定められており、医療行為を施せないエステサロンでは、記載できる文言に制限があるため注意が必要です。。

有利誤認

購入の際の取引や価格について「今だけこの価格」「当店でしか受けられない施術」など、過剰な表現で来店や購入を促すのは有利誤認表示として規制される可能性があります。ただし、本当に期間限定で値下げしている場合や当店のみで施術を行っているという根拠を示すことができれば不当表示にはなりません。

優良誤認

商品の品質や効果について、実際の効果よりも優れているかのように誤認させてしまう宣伝文句は優良誤認表示だと判断され、規制される恐れがあります。「美白効果No.1」「1ヵ月で○㎏痩せる」などの根拠がない表記は規制対象になりますので注意しましょう。

やってはいけないこと

エステ業界では、広告表示に関する基準が統一されているわけではありません。しかし、公正で安全なサービス提供を目的としたガイドラインが日本エステティック振興協議会で定められています。広告で使用すべきでない表現を再度確認しましょう。

ビフォーアフターの写真

ビフォーアフターの写真を掲載すること自体は規制されていませんが、写真に過度の加工を施して、実際よりも優れた効果があるかのように誤解されるような表現を避けましょう。また、たくさんの症例のうちの代表例であることも記載する必要があります。

医療行為と誤認される表現

エステサロンでは医療行為を行うことはできません。そのため「治療」や「予防」などの医療行為をイメージさせる表現の記載に注意しましょう。お客様の口コミを記載する際も、内容が医療行為と解釈されないようにチェックが必要です。

美容機器を医療機器と誤認させる表現

エステサロンでは、痩身エステマシンや美顔スチーマーなどの美容機器を導入しているサロンも多いことでしょう。ただし、あくまで美容機器であり医療機器ではないため「誰にでも効果が出る」といった医療行為を思わせるような表現は避けてください。

エステの集客に使える集客サイト&ツール13選

エステサロン集客によく使われる集客サイト・ツールを厳選して16サイトをまとめました。それぞれ簡単に特徴をまとめましたので、手っ取り早く比較したい方は下記の表を参考にしてください。

集客サイト&ツール掲載されるサービス無料プラン料金特徴
グーグルビジネスプロフィール何でも掲載OK基本は無料有料オプションもあり無料で始められる
街のお店情報何でも掲載OK無料簡単に店舗の公式ページが作れる
Instagram何でも掲載OK無料20代~30代がターゲットの方へおすすめ
ホットペッパービューティー美容サービス専門×要問合せ圧倒的な利用ユーザー数
楽天ビューティー美容サービス専門×成果課金制別途初期費用あり要問合せ年齢層が高めの傾向があるためエステサロン集客向き
minimo(ミニモ)美容サービス専門×施術料金1~2,200円→440円施術料金2,201円以上→660円運用しなかった月はコストがかからない
Ozmall(オズモール)グルメ・美容サービスなど×要問合せ高単価を維持したい方におすすめ
ビューティーパーク美容サービス専門×ミニマム月額3,300円スタンダード月額11,000円プレミアム月額19,800円広告掲載料を月額固定費用で検討している方におすすめ
エキテン何でも掲載OKレギュラー月額5,000円ゴールド・プラチナ月額15,000円有料プランは別途初期費用あり無料プランを試してから導入検討ができる
EPARKリラク&エステ何でも掲載OK成果報酬1件2,700円客単価が高め&リピーターが多いサロンにおすすめ
Beauty navi(ビューティーナビ)美容サービス専門×年間契約42,000円(月額3,500円)月単位のコストをなるべく下げたい方へおすすめ
salomee(サロミー)美容サービス専門×月額2,980円ブランディングを積極的に行いたいサロンにおすすめ
coming-soon(カミングスーン)美容サービス専門初期費用30,000円
ライト月額12,000円スタンダード月額20,000円スタンダードは2週間のお試し期間あり
予約システムのコストを見直したい方におすすめ

グーグルビジネスプロフィール

グーグルビジネスプロフィールは、Googleマップや検索結果をもとにお店や会社などの事業情報を発信するサービスです。美容サロンだけでなく、サービスの業種を問わず登録できます。

利用料・登録料は基本的に無料で、基本情報の登録や写真の投稿、口コミ投稿などの機能が利用できます。有料オプションで任意の場所へ広告を掲載したり、店内を360°見渡せる写真が掲載したりすることも可能です。

街のお店情報

街のお店情報は、ホットペッパーグルメが運営する街の情報Webサービスです。ホットペッパーといえばグルメやビューティが既にありますが、街のお店情報は公式HPを持たない地域のお店へ向けて、販促活動を行う目的で作られています。

インターネット集客に初めてチャレンジする方や、まだサロンの公式HPがなく手っ取り早く作っておきたい方へおすすめです。

Instagram(SNS)

美容業界では集客ツールともなっているInstagramは、女性の利用率が高く写真や動画などがメインとなるサービスのため、サロン集客と相性がいいツールです。アカウントにお店情報を載せるのはもちろん、ストーリー投稿でタイムリーな店舗情報を投稿することもできます。

DMで直接顧客とやり取りが可能な上、予約システムと連携させれば予約機会を増やすことも可能です。

ホットペッパービューティー

ホットペッパービューティーは、美容に特化した集客サイトとして多くのサロンから支持されているサービスです。費用は月額費用でまとまってかかりますが、集客から予約管理機能はもちろん、顧客管理・分析までをホットペッパービューティーで行うことができます。

自分でHPを作成してWeb集客を行うよりも、ホットペッパービューティーの月額費用を支払うだけで集客や予約管理など一元管理できるため、手間が省けて時間を有効に使えることがメリットです。

楽天ビューティー

楽天ビューティーは楽天グループが運営する美容サロン専門の集客サイトです。総会員数1億人以上の楽天会員を対象に効率的な集客アプローチを行えます。

楽天ビューティーは固定の月額費用は発生せず、予約が入るごとにその都度費用が発生する成果報酬型の料金体系になっています。また、導入時に初期費用がかかるため費用については事前に問い合わせが必要です。

minimo(ミニモ)

minimo(ミニモ)は、株式会社ミクシィが運営する集客アプリです。基本的にはカットモデルを募集するためのツールとして活用されていたアプリですが、利用料が低料金で使いやすいため副業や個人サロンで利用している方も多く見受けられます。

料金形態もシンプルで、施術料金が1~2,200円の予約は1件440円、2,201円以上の予約は1件660円で業界でも最安値と言ってもいいほど低料金なのが魅力です。

Ozmall(オズモール)

Ozmall(オズモール)は首都圏を中心にお出かけ情報やグルメ・美容サロン情報を記載しているポータルサイトです。掲載審査を通過したサロンの中から直接予約ができる仕組みになっています。

編集部で厳選されたサロンしか掲載されていないため、購買意欲が高く流行に敏感な顧客が多い傾向があります。そのため高単価を維持しながら広告掲載ができるという点が魅力です。

ビューティーパーク

国内で最大級の美容ポータルサイトであるビューティーパークは、今や掲載サロン200,000件(2023年1月時点)を誇る美容メディアです。

料金体系は月額固定制で、地域によって値段も変動しないのが特徴です。料金プランはミニマム・スタンダード・プレミアムからサロンに合った料金プランを選べるため、集客コストや広告掲載料を見直したい方は検討してみてください。

エキテン

エキテンは業種を問わず様々なサービスの店舗情報を検索できるポータルサイトです。業種に絞られないため、規模が大きく利用者が多いことが特徴になります。無料プランも用意されていて導入が気軽にできる上、無料プランで利用可能な機能が豊富なことも魅力的です。

一方で有料プランは、検索結果が上位になることや担当コンサルタントがWeb集客についてサポートしてくれるため、より効率的な集客アプローチができるようになります。

EPARKリラク&エステ

EPARKリラク&エステは業種を問わず様々なサービスの店舗情報を検索できるポータルサイトです。月額料金ではなく成果報酬での料金体系になるため、予約が入らなかった際は費用が全く発生しないのが特徴です。

ただし、EPARKリラク&エステの成果報酬は2,700円かかるため単価が低すぎてしまうと施術メニューによっては利益がほとんどなくなってしまう場合もあります。掲載するメニューの料金には注意しましょう。

Beauty navi(ビューティーナビ)

Beauty navi(ビューティーナビ)は、美容室・医療脱毛・エステサロンに特化した美容サロン専門の集客サイトです。設立してから20年以上もの実績があるのに加え、リピート率が高く長く付き合っていけるようなリピート客を増やすことへ特化しています。

メインユーザーが20~30代ではありますが、価格よりもサービスの質を重視している傾向があるため単価を下げることなくWeb集客を行うことができます。また、年間契約にはなりますが月額にすると利用料が3,500円で収まるのも魅力的です。

salomee(サロミー)

salomee(サロミー)は、美容師やエステティシャン、メイクアップアーティストなどの施術者が顧客に向けてライブ配信できるアプリです。実際に施術の様子やポイントなどを動画配信することで魅力を直接伝えることができる上、予約にそのまま予約や商品の購入に繋げられることで注目されています。

月額2,980円の基本料金が必要になりますが、反響率が高いことから小規模サロンでも手軽によりリピート率を上げられることがメリットです。

coming-soon(カミングスーン)

coming-soon(カミングスーン)は美容サロンに特化した予約システムです。顧客1人1人の来店頻度に対して適切なタイミングでプッシュ通知や販促メールを自動で送信できる機能で顧客の再来店を促すことができます。

予約システムでありながら、予約獲得を1番に考えられて作られているため効率的な予約管理が可能です。さらにPOSシステムや電子カルテ機能も無料で使えるのも大きなメリットになります。

まとめ

エステサロン業界は、競争が激しく無策では到底生き残ることができない厳しい世界です。特に集客に関しては、戦略立てて常に模索し続けることが成功への近道になりますよ。

さまざまな集客方法がある中で、美容サロン専門の集客サイトを活用するのが効率的でおすすめです。それぞれ違った特徴があり使い勝手も変わるため、予算と相談しながら自分のサロンに合ったサイトを探してくださいね。