40代で未経験からセラピストへ。13年続けて実感した、「頑張った分だけ評価される」仕事の魅力

建築業、議員秘書、卸売市場……これまでいくつもの仕事を渡り歩き、50代でりらくるにたどり着いたOさん(60歳)。りらくる歴は今年で13年になります。入店3日目に指名がついた理由、お金のリアル、そして13年続けてわかった「この仕事の面白さ」を聞きました。「未経験の自分に務まるのか」と迷っている方にお届けします。

建築、議員秘書、市場を経て——60歳・Oさんのこれまで

——Q.まずは、これまでの経歴を教えてください。
いろいろやってきました。最初は家具メーカーのカリモク家具。そのあと父が独立したので、父の会社で建築関係の仕事を10数年ほど。バブルの影響で会社が右肩下がりになって辞めて、派遣の仕事をしたり。知人の紹介で衆議院議員の秘書も3年くらいやりました。ただ、選挙で代議士が負けて失職。40を過ぎた頃でしたね。
その後は奈良の卸売市場で10年ほど働いて、また派遣をして、それでりらくるにたどり着いた感じです。
りらくるは2013年から。もう13年目になります。今は奈良県に住んでいて、両親と同居しています。基本は奈良の店舗ですね。子どもが宮崎にいるので、たまに宮崎の店舗に入ることもあります。

りらくるには安心して仕事に向き合える環境が整っていた

——Q.数ある仕事の中で、なぜりらくるを選んだのですか?
正直に言うと、それまでの仕事では、自分ではどうにもできない要因に影響を受ける場面が少なくありませんでした。そうした経験から、長く安定して働ける環境を探したいという思いが強くなっていました。
りらくるは、天候などの外的要因に左右されにくく、安心して仕事に向き合える環境が整っていました。当時の自分が求めていた働き方に合っていると感じ、紹介をきっかけにご縁をいただいて入店しました。

——Q.未経験からのスタート、不安はありませんでしたか?
それが、あんまりなかったんです。いろんな職種を経験してきたので、「まず頑張ってみて、合わなければ辞めて次を探す」という感覚が自分の中にあって。未知のものへの怖さは、そんなになかったですね。
ただ、「これだけは稼がないと」という現実はありました。そこに向かっていく感じ。若い頃に配達会社で働いた経験があって、あれは「頑張ったら頑張った分だけ稼げる」仕事だった。りらくるにも同じものを感じたんです。それまでの仕事は、時間に入れば給料がもらえるタイプ。りらくるは違う。そこに惹かれました。

入店3日目、「丁寧さ」で指名がついた日

——Q.レッスン期間はどんな様子でしたか?
レッスン期間は2週間ほどでした。当時は夜勤の派遣の仕事を続けながら通っていたので、生活リズムはかなりハードでした。夜勤を終えて仮眠を取り、レッスンを受け、また仮眠を取って夜勤へ向かうという毎日で、「早く派遣の仕事を一区切りつけて、りらくる一本に集中したい」と感じていました。

——Q.それでも続けられたのは、何がきっかけでしたか?
はっきり覚えています。最初の店舗に入って3日目に、初めて指名のお客様がついたんです。まだ経験も浅かったので、「どうして私を選んでくださったんですか」とお聞きしたところ、「すごく丁寧だから」と言っていただきました。
その言葉は今でも印象に残っています。当時は目の前のお客様にしっかり向き合おうという気持ちが強く、レッスンで学んだことを一つひとつ確認しながら、時間をかけて丁寧に施術することを心がけていました。その姿勢がお客様にも伝わったのだと思います。
そのとき、「丁寧さは自分の強みとして磨き続けられる」と感じました。経験や技術は積み重ねていくものですが、お客様一人ひとりに誠実に向き合う姿勢は、意識次第で続けることができます。「本当に自分でいいのだろうか」という気持ちはありましたが、この経験が大きな自信になり、今も仕事を続ける原点になっています。

週の働き方・担当人数・収入のリアル

——Q.今はどれくらいのペースで働いていますか?
平日は10時間前後、土日祝は12時間前後、入店することが多いですね。目安としては、平日は60分コースのお客様を5名ほど、土日祝は7名ほど担当できると充実した一日だと感じます。一方で、曜日や時期によって来店状況は変わるので、土日祝でも担当するお客様が少ない日もあります。
この仕事は、入店した時間に応じて収入が決まるわけではありません。その日の予約状況によって担当するお客様の人数が変わるため、働き方を工夫することが大切だと感じています。
私自身が意識しているのは、毎週同じ曜日に安定して入店することです。定期的に同じ曜日に来店されるお客様も多く、継続して担当させていただく機会につながりやすいと感じています。そうした積み重ねが、信頼関係を築くことにもつながっていると思います。

——Q.収入はどれくらいですか?
目標としては月30万円ほどを目指して取り組んできました。少しずつ指名のお客様も増え、仕事のリズムがつかめるようになってからは、安定して目標に近い成果を出せるようになりました。
キャンペーンなどの期間は、いつも以上に多くのお客様を担当する機会もあり、そうしたタイミングでは月30万円を超え、50万円近い収入になったこともあります。もちろん体力は必要ですが、その分、自分の取り組みがお客様からの評価や成果として返ってくる実感があります。
努力した分だけ結果につながる環境があることは、この仕事の大きな魅力だと感じています。

——Q.働き方の自由さについてはどうですか?
この働き方は、本当に自分に合っています。自分でスケジュールを調整しやすく、必要なときには無理をせず休みを取ることもできます。
また、予約状況によって空き時間ができることもあります。その時間は体を休めたり、次の施術に備えたりと、自分のコンディションを整える時間として活用しています。忙しい日はもちろん集中して施術を行いますが、メリハリをつけて働けることは、この仕事の魅力の一つだと感じています。
もう一つ大きいのは、長く続けられる働き方ができることです。年齢を重ねても、自分のペースを大切にしながら仕事を続けられる環境があります。将来を考えたときにも、安心して長く携われる仕事だと感じています。

——Q.職場の雰囲気は?
私が働いている店舗には、さまざまな働き方をしているセラピストがいます。週に数日、自分の予定に合わせて活動している方もいれば、しっかり時間を確保して取り組んでいる方もいます。それぞれが自分のライフスタイルや目標に合わせて働いているので、無理なく続けられる環境だと感じています。
また、セラピストは個人事業主として活動しているため、自分のペースで仕事を組み立てられるのも魅力です。条件が合えば店舗を変更することもでき、全国さまざまな店舗で経験を積んでいる方もいます。私自身もこれまで3店舗で活動してきましたが、それぞれに特色があり、多くの経験を積むことができました。

感謝がご褒美——やりがいと大変さ

——Q.この仕事のやりがいは、どんなところにありますか?
一番のやりがいは、収入以上に、お客様から感謝の言葉をいただけることです。「今日は本当に気持ちよかった」「ありがとう」と言っていただけると、それだけでこの仕事をやっていて良かったと思えます。さらに、「あなたに揉んでもらいたい」と名前で指名してもらえると、励みになりますよね。それだけでご飯が3杯食べられます(笑)
もっとお客様に満足していただきたいと思い、ヘッドや足つぼなどの技術も積極的に学びました。できることが増えるにつれて、お客様によりリラックスしていただけたり、施術を気に入って繰り返しご利用いただけたりする機会も増えました。
もちろん、いつも思い通りにいくわけではありませんが、お客様からの感謝や信頼を直接感じられることは、この仕事ならではの魅力だと思います。それが次も頑張ろうという原動力になっています。

——Q.逆に、正直しんどいことは?
最初は体の負担ですね。特に指は慣れるまで大変でした。他のセラピストとも「最初は指が痛かったよね」という話はよくします。それでも続けていくうちに体の使い方も身につき、少しずつ慣れていきました。
もう一つは、仕事に慣れるまでの時期かもしれません。最初から思うように指名につながるとは限らないので、不安を感じる方もいると思います。ただ、お客様への対応や技術を一つずつ積み重ねていくことで、少しずつリピートや指名につながっていく実感がありました。最初の時期を焦らず乗り越えることが大切だと感じています。
人間関係についても、さまざまな考え方や働き方の方がいるので、最初は戸惑うことがあるかもしれません。ただ、それぞれが自分のスタイルで仕事をしているので、過度に気を遣いすぎることなく、自分のペースを保ちながら働ける環境だと思います。

——Q.どう乗り越えてきたのですか?
僕の場合は、とにかく続けたこと。それと、毎週同じ曜日に入ること。さっきの話と同じで、そうするとお客さんがつきやすいんです。まずは基礎ができるまで頑張る。そこを越えると、面白さが見えてきます。

続けるほど変わっていく——技術と、これから

——Q.技術面で、始めた頃と今とで変わったと感じることは?
本当に変わりました。今でも日々試行錯誤を重ねながら、少しずつ技術を磨き続けています。現在は首や肩、肩甲骨まわりの施術を得意としていて、その分野でご相談いただくことも増えてきました。自分でも時間を見つけて練習を続けています。
この仕事は、「ここまでできれば完成」というゴールがあるわけではありません。お客様一人ひとり感じ方やお悩みが異なるので、その都度振り返りながら、「もっとこうした方が良かったかもしれない」「このやり方は喜んでいただけた」と経験を積み重ねています。
また、技術だけでなく、お客様との相性やコミュニケーションも大切な仕事です。経験を重ねるにつれて、お客様の状態をより的確に捉えられるようになり、自分自身の成長も実感できるようになりました。難しさはありますが、それがこの仕事の奥深さであり、続ける面白さでもあると感じています。

これから応募を考える人へ

——Q.技術面で、始めた頃と今とで変わったと感じることは?
本当に変わりました。今でも日々試行錯誤を重ねながら、少しずつ技術を磨き続けています。現在は首や肩、肩甲骨まわりの施術を得意としていて、その分野でご相談いただくことも増えてきました。自分でも時間を見つけて練習を続けています。
この仕事は、「ここまでできれば完成」というゴールがあるわけではありません。お客様一人ひとり感じ方やお悩みが異なるので、その都度振り返りながら、「もっとこうした方が良かったかもしれない」「このやり方は喜んでいただけた」と経験を積み重ねています。
また、技術だけでなく、お客様との相性やコミュニケーションも大切な仕事です。経験を重ねるにつれて、お客様の状態をより的確に捉えられるようになり、自分自身の成長も実感できるようになりました。難しさはありますが、それがこの仕事の奥深さであり、続ける面白さでもあると感じています。