シェアサロンで全国にファンを増やす。オーナーが語る店舗運営のこだわり

京阪電鉄、JR環状線・京橋駅から徒歩約6分の好アクセスに位置するレンタルサロン「minoriba_京橋東野田町店」。サロンオーナーを務める福島さんが、自身の経営する脱毛サロンの一室をシェアサロンとして提供しています。

余剰スペースを有効活用したいと考えていたタイミングでシェアサロンサービス「minoriba」の存在を知り、縁を感じたと語る福島さん。今回はシェアサロンオーナーになったきっかけや、オーナーになって得られたメリット、サロンへのこだわりや今後の展望について、詳しくお話を伺いました。

minoribaとの出会いをきっかけに、シェアサロンオーナーへ

――まずは、自己紹介をお願いします。

福島将大と申します。株式会社アルココにて、コンタクトレンズの販売に10年弱関わった後に、脱毛サロンを開業しました。その店舗の余剰スペースを活用して、シェアサロンのオーナーを務めています。

――サロンオーナーになろうと思ったきっかけはどこにあったのでしょうか。

昨年の2月に開業した脱毛サロンには、8畳ほどのスペースが余っていました。これを有効活用できないかと、ネイルサロンや知り合いをあたって店舗を構えてもらえる人を探したのですが、ちょうどコロナ禍が重なったこともあり、どなたにも入ってもらえなかったんです。

どうしようかと迷っていたとき、ふとシェアサロンサービスの存在を知り、活用できそうだなと思いました。すると、そのタイミングでシェアサロンサービスの運営会社であるBullsさんからDMが届いたんですよ。完璧なタイミングだと思って、すぐに反応させていただきました。連絡してすぐ社長の影山さんにサロンを見てもらい、話がスムーズに進んでいって。この時は、本当にいいご縁をいただいたと思います。

――minoribaとの出会い、取引を決めた理由についてお聞かせください。

あらためてお話するのは少し恥ずかしいですね(笑)。まずDMをいただいたタイミングが完璧で、ご縁を感じたところが一つです。それだけでなく、一番最初にお話した影山社長の人柄が好印象だったこと、サービスの運営会社であるBullsのスタッフさんたちの初動のサポート体制が充実していたことにも、安心感がありました。

それから、Bullsさんは影山社長をはじめ、自分と同年代の方が多くて。若い会社を素直に応援していきたい、一緒に成長していきたいという気持ちが生まれたんです。そうした信頼感や、共に頑張りたいと思ったことが、取引の決め手となりました。

シェアサロンを通じて、セラピストとの出会いの場が増えた

――サロンオーナーになるまで、苦労したことはありましたか。

シェアサロンをやると決めたものの、最初は少し不安を抱えていたんです。なんとなく、こうすればいいのかなというイメージはありましたが、何が必要で、どうやって集客するかなど、具体的に考えるとわからないことも多くて。しかし、そこはminoribaさんに用意していただいたので、すぐに解消されました。必要なものリストや集客についても、すべてminoribaのサポートが受けられたので、最初に想像していたような苦労はほとんどなかったです。

――サロンオーナーになって、良かったことはありましたか。

シェアサロンオーナーになって最もよかったことは、いろいろな方と出会う機会が増えた点ですね。シェアサロンなので、「利用していただいてそれで終わり」でももちろん成立します。しかし、私は積極的に利用者さんとコミュニケーションをとるようにしていて、その姿勢はスタッフとも共有しています。

たとえば、見学に来ていただいたときや施術の空き時間に、どういう経緯で当店を選んだか、どんな事業を行っているかなど、お話を伺っています。利用者の方も多種多様ですし、一人ひとり人からお話を聞くことが何より自分の成長につながると実感していて。それだけでもサロンオーナーになって良かったと感じていますね。

――オーナーを始めてみて、ギャップを感じた部分はありますか。

オーナーを始めるまで、シェアサロンを利用される方は女性ばかりだろうと予想していたんです。実際始めてみて、「セラピスト=女性」というのは、私の偏ったイメージだったことを痛感しました。我々の店舗でいえば、利用される方の中に男性が3割ぐらいはいらっしゃるんです。正直なところ、そこが最も意外でした。男性のセラピストの方とは、一緒に食事に行ってお話を聞かせていただくこともありますね。

待合スペースを活用し、コミュニケーションを交わす空間に

――京橋東野田町店の魅力についてお聞かせください。

私がオーナーを務める京橋東野田町店には、待合スペースを完備しています。弊社の脱毛サロンのカウンセリングスペースとしても利用しているため、我々のお客様がいないタイミングに限りますが、シェアサロン利用者の方にもご提供しています。よかったら使ってくださいとお伝えすると、いつもすごく喜んでいただけるんです。

利用者さんは、限られた時間の中でお客様の予約をできるだけ詰めて対応したいという想いがあると思います。しかしながら、それだとどうしても前後のお客様がバッティングすることがあるみたいで。その時に少しの間でも「こちらで少々お待ちください」と伝えられるスペースがあると、非常に助かるそうです。スペースとしても広々としているので、入口から一歩入った瞬間の印象が良いと言っていただけることもあります。

――特にこだわりを持っている部分はありますか。

先ほどのお話と少しかぶりますが、ただ「貸して終わり」にはしないことです。利用者さんとコミュニケーションをとるなかで、ご不便な部分や「もっとこんな設備があったらいいのに」といった率直なご意見をいただければ、それをシェアサロンサービスminoribaと共有・対応し、より良いスペースにしていく。そうして細かく利用者さんのニーズを拾って反映していく部分にはこだわりを持っています。

――京橋という立地に関してはいかがでしょうか。

京橋は、大阪と京都を繋ぐハブエリアとなっています。JR環状線も通っていますし、大阪駅からも4駅ほどです。京阪も通っていて、京都からでも1本で来られます。そのためビジネスパーソンの方やファミリー層のお客様がよくいらっしゃるんです。年代としても老若男女問わず、幅広い世代の方とご縁をいただいています。京都からも大阪からも便利にお使いいただける点で、京橋という立地はよかったですね。

利用者の働き方の変化とシェアサロンの需要拡大を実感

――現在は、どんなサロン利用者の方がいらっしゃいますか。

シェアサロンをご利用いただいているセラピストさんは多種多様で、年齢層も幅広いです。初めて使われる20代半ばくらいの若い世代だけでなく、お店を数年経営されてお客様を抱えているものの、家賃が上がって、維持するのが大変になったなどの理由で、シェアサロンを利用する方もいらっしゃいます。

それから、お客様を招いて施術以外の目的で利用される方も意外といらっしゃるんですよ。セラピストの方の施術練習のために友人や身内と一緒に予約する方や、セミナーを開催したいという方が来られたこともありました。

セミナー利用のときは「5〜8人くらい入りますか」とご相談をいただき、用意や準備を手伝いました。ほかにも、動画を撮影されていることもありますね。セミナーだけでなく、宣伝やスタッフの育成など、撮影した映像の使い道もいろいろあるのでしょう。幅広い利用方法にこちらが驚くことも多いですが、多様に活用していただけるのは嬉しいです。

――シェアサロンの需要に関して、オーナーの目線ではどう感じていますか。

利用者の方のお話を聞いていると、シェアサロンの需要はますます高まっていると感じます。よく利用いただく方の中に、もともと東京でお店を構えていた経験のある方がいらっしゃるんです。芸能人の施術を任されたこともあるような経験者の方だったのですが、数年間やっていた後に東京の店舗を閉め、現在は全国をまわってらっしゃるんですよ。

集客のメインはSNSや口コミで、大阪、札幌、名古屋、福岡など、少しずつエリアを広げながら全国で施術を行っているそうです。弊社の店舗は月に一度必ず利用いただいていますし、福岡の方でもminoribaと契約している別のシェアサロンを利用されていると伺いました。

お店を構えて地域のお客様だけをターゲットにするのではなく、出張ベースで対応する。交通費といった経費はかかりますが、お店や場所に捉われず、全国に自分のファンを増やしていくのも、今の時代に合った働き方だと感じますね。その方も全国にご縁ができる楽しさがあるとおっしゃっていました。アドバイスと言えるかわかりませんが、利用者の方々にはそうした働き方もあることをお伝えしたいですね。

そして、そうした場所に囚われず自由な働き方に欠かせないのがシェアサロンです。固定費がかからず、使いたいときだけ活用できるシェアサロンだからこそ、リスクも抑えて始められるのかなと。そういう働き方が新しい常識になる中で、シェアサロンの需要もぐっと高まっていくと思います。

――シェアサロンオーナーを目指す方へのアドバイスをお願いいたします。

私たちも特別なにか条件が合ったわけではなく、ただ余剰スペースがあっただけで始められました。それでもなぜオーナーになれたかといえば、minoribaのサポートがあったからだと思っています。私のように何をすればいいかわからない場合でも、minoribaのスタッフには頼れる人が多く、サポートも非常に充実しています。

もし余剰スペースがあるなら、特に迷うことなくとりあえず一歩踏み出してみてはどうかとおすすめしたいです。もしスペースがなかったとしても、部屋を借りてシェアサロンとして利用し始めることも一つの選択肢だと思います。

――最後に、minoribaへ期待することをお聞かせください。

私が期待しているのは、minoribaシェアサロンの全国展開だけですね。今後、先ほど紹介したような全国をまわって働く方は増えていき、それと同じくシェアサロンの需要もますます増えていくはず。そういう時代の中で、48都道府県にminoribaが広がり、認知度がさらに高まることで、必然的に私たちの店舗の評判にもつながると思います。

我々もゆくゆくは、脱毛サロンを10店舗ほど構えていきたい展望があるんです。minoribaには引き続き、シェアサロン運営をサポートいただきつつ、今後も一緒に成長していくことができればうれしいですね。

インタビューを終えて

シェアサロンオーナーを始めたことで得られた、人との出会いを大切にしている福島さん。積極的なコミュニケーションによって、シェアサロンのメリットを最大限活用しながら、今後もより良いサロン運営や事業拡大につなげていきたいと、展望を語っていただきました。

minoribaと共にこれからも成長していきたいという想いに応えられるよう、minoribaは今後もさらなるサービスの拡大を目指していきます。