シェアサロン展開をコロナ禍の打開策に。「BAN HOTEL 築地銀座」の新たな挑戦

「築地駅に一番近いホテル」として、好アクセスな利便性と徹底した清掃やおもてなしへのこだわりで我が家のような居心地を提供する「BAN HOTEL 築地銀座」。コロナ禍を機に、サロンオーナーとしてホテルの一室をシェアサロンへ提供するという新たな事業を展開させることを決心しました。

同社は、新たにスタートしたシェアサロン事業で得たものを、メインのホテル運営へと還元していきたいという想いがあります。今回のインタビューでは担当者の伴様に、シェアサロン事業へ踏み出した経緯やサロン店舗の魅力、minoribaを利用することに決めたきっかけについて詳しくお話を伺いました。

コロナ禍での打撃を機に、シェアサロン事業の展開を決断

――まずは、御社のメイン事業であるホテルについて教えてください。

「BAN HOTEL 築地銀座」は、13年前に築地で生まれたビジネスホテルです。銀座から晴海通りの左側、築地本願寺の横に位置する恵まれた立地で、都内のどこに行くにも便利な場所にあります。また、当社のホテルは「旅館のようなおもてなし」をモットーとしています。お客さまに気持ちよく過ごしていただけるような、心からのおもてなしにこだわっているのも特長です。私は経営者として、ホテル全体の売り上げや、近隣ホテルとのやり取りなど、内外問わずの活動を行っています。

――今回、サロンオーナーになろうと思ったきっかけはどのようなところにあったのでしょうか。

きっかけとしては、世の中がコロナ禍となったことですね。ホテルとしては当然、大きな打撃を受けることになりました。そんな状況の中、何か打開策を見つけなければと検討していたところ、ちょうどminoribaさんが提供するシェアサロンとしての運用についてお話を伺う機会を得たのです。ホテルの一室をシェアサロンとして有効活用できれば、ホテルの稼働を少しでもカバーができるのではないかと思いサロンオーナーとなることを決めました。

――貴社のシェアサロンは、どのような方をターゲットとしていますか。

日比谷線の築地駅からすぐというアクセスの良い立地を活かし、中央区や銀座を中心に活動していきたいと考えている、全てのセラピストさんに利用していただきたいです。個人事業主の専業セラピストの方はもちろん、副業やダブルワークをされていて、店舗を持つほどではないものの、シェアサロンを活用して事業を広げたいと考えている方には最適かと思います。この築地という好立地とホテルならではの上質なサロン空間を、ぜひとも皆様の営業に活かしていただきたいですね。

ホテルのこだわりやメソッドをサロンにも積極的に反映

――御社の店舗の魅力はどのような点がありますか。

当社は元々ホテルを生業としておりますので、サービスやおもてなしの部分が強みだと自負しています。特に「こちらが少し頑張ればできるおもてなしなら、積極的にやっていこう」というのが、当社のホテルが大切にしていることです。ホテルならではの接客面の質の高さはもちろん、予約のとりやすさ、融通の効きやすさ、利用する面での安心感など、セラピストの方にはもちろん、そのお客さまにとってメリットになるおもてなしをすることにこだわっています。

――内装に対するこだわりについてお聞かせください。

当社のホテルは、コストパフォーマンスの良さも特長の一つです。どの部屋の内装も、高いものばかりに頼って作り上げているわけではなく、値段にかかわらず品質のいいものにこだわった内装を維持しています。そういったコストパフォーマンスを重視したホテルとしての内装が、シェアサロンの部屋としても活かされているのではと考えています。

――他店舗との違いはどのようなところにありますか。

やはり、ホテルならではの清掃の行き届いた部屋や、質の高い「旅館のようなおもてなし」ができる点ですね。特に当店舗にはホテルのフロントがありますので、他店舗と異なり丁寧なご案内ができるかと思います。ビルの中の一室ではなく、ホテルの中にある部屋を利用できるのは、セラピストさんにとってはもちろん、お客さまにとっても大きな信頼と安心感につながるのではないでしょうか。

「時代に即したホテル運営を」minoribaとの出会いを糧にビジョンの実現へ

――minoribaと出会ったきっかけについて、詳しくお聞かせください。

きっかけは、コロナ禍でホテル運営の打開策を考えているときに、ちょうどBullsの代表である影山さんとお話しする機会を得たことですね。そこで初めて博多でホテル事業を展開されていることを知りました。またそのホテルが、弊社が今後拡大していきたいと考えている方向性と重なる部分が多くて。特にSNSの積極的な活用など、今の時代に即した経営をされている点に強く興味を持ちました。そこで代表の影山さんに、詳しいお話を聞いてみたいと思ったことが、minoribaと出会うきっかけになったのです。

――minoribaの良いと思ったポイントはどのようなところにありましたか。

「今の時代に即したホテル運営をしていきたい」というのが、現在当社が描いているビジョンです。その中で、セラピスト向けのシェアサロンという、今までにありそうでなかったものを展開するminoribaのサービスに対して魅力を感じました。具体的なサービス面でも、予約のとり方や、非接触を可能にするオンライン予約決済などを実現している点は、まさに今の時代に即したものを展開していると言えますよね。

やはり、そのような先端のシステムを積極的に活用することは、お客さま、そして運営の我々にとっても高い利便性を提供することにもつながっていると思います。そうした令和の時代に合った事業・サービスに対する積極性に、minoribaならではの魅力を感じています。

――今後、minoribaへ期待することはございますか。

今回のシェアサロン提供は、当社のホテルの稼働、単価向上へとつなげるために始めたことです。シェアサロンという新たに挑戦した事業が、結果としてメインのホテル事業の方に還元されたり、プラスになる影響を与えてくれたりすることに、最も期待を寄せています。それが決済などのシステムや、DX的な側面になるのかはわかりませんが、最終的にホテルに対して大きなメリットが得られたときに「やってよかったね」と心から感じることができるはずです。そうした意味で、コミットできる収穫が一つでも多く得られると嬉しいと考えています。

インタビューを終えて

コロナ禍で大きな打撃を受けたホテル業界。その一つの打開策としてスタートしたシェアサロン事業でも、「BAN HOTEL 築地銀座」の好立地と質の高いおもてなしという魅力が最大限活かされ、セラピストやそのお客さまにとって、上質なサロン空間を提供しています。

シェアサロン事業を通じて得られるものをホテル事業へと還元し、コロナ禍による打撃にも負けない大きなメリットへとつなげたいと語る同社。より大きな結果にコミットできるよう、minoribaは「BAN HOTEL 築地銀座」のシェアサロン事業への挑戦を、今後もサポートしていきます。