本記事では、エステサロンの集客方法について紹介します。無料で掲載できるサイトも紹介しているので、集客ツールを検討している方はぜひご覧ください。
エステサロンの新規顧客を獲得する広告の活用方法
エステサロンで新規顧客を獲得するためには、広告を上手く活用することが大切です。
集客サイトには多くのサロンが掲載されているため、自分のサロンを選んでもらうためには、いくつかのポイントを抑えることが大切です。
ここからは、エステサロンの広告活用方法のポイントを5つ紹介します。
1.ターゲットを明確にする・再定義する
エステサロンでは、フェイシャルエステ・痩身エステ・脱毛・アロマなど様々なメニューがありますよね。
しかし、広告を打ち出す際に、複数のメニューを掲載してしまうと、サロンの強みが分からず、コンセプトがぼやけてしまいます。その結果、ターゲットを広げすぎて、誰にも響かない広告になってしまうことに。
まずはサロンに来客してもらうことが大切なため、押し出したいメニューを1つに絞り、広告を出しましょう。
例えば、フェイシャルエステを中心に新規来客を狙い、リピーターになったら脱毛や痩身エステなどを勧めるのがおすすめです。
2.サロンに合う客層にアプローチする
サロンに合う客層へ刺さるようアプローチしましょう。エステサロンの利用者は20代〜30代が最も多く全体の90%を超えています。
その中でも、落ち着いた30代向けのフェイシャルサロンなら、広告もシンプルに仕上げましょう。ターゲット層が若い方向けの脱毛なら、インスタ映えを意識したり、親しみやすいスタッフが在籍しているなどを掲載したりすると好まれるでしょう。
自分のサロンがどのような客層にアプローチしやすく、評価されやすいのかを客観的に考えることが大切です。
3.適切かつ定期的な情報発信をおこなう
エステ業界の広告には国が定める統一基準はありませんが、景品表示法や薬機法など様々な法律に違反していないか気を付ける必要があります
このようなことを踏まえて、適切な情報を発信しましょう。
また、情報発信が途絶えてしまうと、広告を見た際にサロンへの信頼度が下がってしまうので、なるべく定期的に発信することも大切です。
4.顧客の情報を分析する
顧客情報の分析は、サロンの戦略案の立案や改善をする際に必要になります。
顧客のニーズやリピーターになりやすい顧客の特徴などをゲットすると、マーケティングに活用できます。
分析の結果をもとに、客層へ刺さるSNS投稿やメニューの変更など、既存の施策の改善や新たな施策を打ち出しましょう。
顧客の情報を分析して対策することによって、大きな売上アップに繋がるかもしれません。
5.サロンの雰囲気をイメージしやすい写真を選ぶ
集客サイトでは、限られた情報のみでサロンの雰囲気をイメージし、来客してもらう必要があります。
その中でも、写真はサロンの雰囲気を左右する非常に大切な部分です。
不適切な写真を選んでしまうと、「知りたい情報がわからない」「部屋が暗すぎる」などとサロンにマイナスのイメージを与えてしまう可能性もあります。
魅力的な集客サイトにするならば、プロのカメラマンへ依頼するなどして、こだわった写真を準備するのも良いでしょう。
エステサロンの無料掲載できる集客サイト7選
ここからは、エステサロンの情報を無料掲載できる集客サイトを7つ紹介します。
美容に特化したサイトもあれば、業界職種問わずに掲載できるサイトもあるため、サロンのターゲット層やニーズに合わせて選択してみてくださいね。
1.エキテン
エキテンは、整体・整骨・鍼灸・マッサージなどをメインに、様々な店舗の情報を掲載できるサービスです。
基本情報やクーポン、口コミなどを無料で掲載できるので、お店のホームページ代わりに利用できます。
月間利用者は1,000万人を越えており、様々な層へアプローチが可能です。。
より効果的に集客したい場合は、有料プランを利用するのもおすすめです。
プロのカメラマンへ撮影を依頼したり、ネット予約機能を利用したりできるので、集客に悩んでいる方は検討してみてください。
参照元:エキテン https://www.ekiten.jp/ (PR)
2.EPARKリラク&エステ
EPARKリラク&エステは、美容系全般の掲載が可能ですが、リラクゼーションやエステの集客に強いサービスです。
掲載写真はプロが撮影してくれたり、掲載する記事はライターが書き下ろしてくれたりするなどサービスが充実しています。
掲載料は無料ですが、予約されるごとに料金を支払う成果報酬型のシステムとなっています。
固定費がかからずリスクなしで開始できるため、多くの個人サロンから選ばれているサービスです。
参照元:EPARKリラク&エステ https://mitsuraku.jp/(PR)
3.Googleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)
Googleビジネス プロフィール(旧:Googleマイビジネス)とは、Googleが提供しているマップ上に店舗・企業情報を掲載できるサービスです。オーナー自身でマップ上に正確な位置情報を設定したり、店舗情報を掲載したりできます。
メッセージ機能を有効にすれば、検索したユーザーがいつでもメッセージを送信できるので、顧客との連絡ツールとしても利用可能です。予約リンクを設定すれば、予約フォームへ案内することもできます。
ほかにも、インサイト機能ではどのように店舗情報が掲載されたのかもチェックできるので、マーケティング機能としても利用できるのがポイントです。
さらにSEO対策(Google検索で上位にいくように対策すること)やMEO対策(Googleマップ検索で上位にいくように対策すること)をし、検索結果の上位に表示されれば、ユーザーの目に入る回数が増し、認知向上や来店に繋がります。
エステサロンのターゲット層である20代〜30代のほとんどがGoogleを利用しているので、Googleビジネス プロフィールは導入しておくのがおすすめです。
参照元:Googleビジネス プロフィール https://www.google.com/intl/ja_jp/business/
4.街のお店情報
街のお店情報は、グルメサイトや美容サイトを運営しているホットペッパーが提供しているサービスです。
お店側は、掲載業種は問わずエリア設定をして店舗の登録ができます。
一方、ユーザー側は、情報サイト上で気になる街の店舗を地域、カテゴリー、店舗名などから検索することが可能です。
参照元:街のお店情報 https://hotpepper.omisenomikata.jp/
また、ホットペッパーを運営するリクルートが提供している「お店のミカタ」というサービスを利用することで無料でホームページが作れます。
「お店のミカタ」で作ったホームページは、「街のお店情報」にも無料で掲載されます。
そのため、「お店のミカタ」を利用することで、「街のお店情報」において、店舗の詳細情報の掲載やクーポン配信などまで可能です。。クーポンは、新規顧客やリピーターを獲得するのに非常に便利なツールですよ。
「お店のミカタ」の日記機能を利用すれば、サロンの雰囲気やメニュー情報についても配信ができます。Twitterへの連携もできるので、様々な方面へアプローチが可能です。
参照元:お店のミカタ https://omisenomikata.jp/
5. Bizloopサーチ
Bizloopサーチは、エステサロンをはじめ、美容院やネイルサロンなど様々な店舗が掲載されているサイトです。
1番のポイントは、情報を入力するだけでSEO対策されたページが自動生成されることです。
問い合わせフォームも設置できるので、ホームページを持っていないサロンは簡易ホームページとしても利用できます。
参照元:Bizloopサーチ https://www.bizloop.jp/
6.ホットペッパービューティー
ホットペッパービューティーは、国内最大級の美容系集客サイトです。テレビCMやネット広告などで見かけたことのある方も多いのではないでしょうか?
ホットペッパービューティーは、利用しているユーザー数も多いため、ぜひ取り入れたい集客ツールです。
予約機能がついているプランは全て有料ですが、「NR」と呼ばれる店舗情報のみ掲載できるプランは無料で利用することができます。
有料プランの場合、クーポンを配信することもできるため、新規顧客はもちろん、リピーターも獲得しやすいのがポイントです。
参照元:ホットペッパービューティー https://beauty.hotpepper.jp/
7.PayPayマイストア
PayPayマイストアとは、QRコード決済であるPayPayに掲載される情報をオーナー自身で編集できるサービスです。店舗情報には、クーポンや最新情報の掲載ができるため、新規顧客の獲得が期待できます。
月額利用料が無料の制限プランと月額1,980円のライトプランがあり、プランによって受けられるサービスが異なります。制限プランは、まずはお店にQRコード決済を導入したい方向けのプランです。
集客を期待したい方は、ライトプランがおすすめです。クーポン配信や各サービスの分析サービスも利用できます。
近年、PayPayを決済方法のメインとして利用している方も増えてきている、PayPayマイストアの導入を検討してみてはいかがでしょうか?
参照元:PpayPpayマイストア https://paypay.ne.jp/store/function/
エステサロン広告で知っておくべき注意点
ホームページやブログなどを開設してサロンの宣伝をされる方も多いですが、その際に注意しておきたい点を紹介します。エステサロンの広告を出したい方や検討している方は、覚えておいてくださいね。
広告規制って何?
広告規制とは、「一般消費者の利益の保護」を目的としています。
良いサービスを求めている消費者に対して、大げさな表現やウソなど、騙すような広告は禁止されています。
広告とは、ホームページやSNS、チラシや雑誌などに、商品やサービスの販売やPRを目的として記載されている画像やキャッチコピーや紹介文などを指します。
注意点①景品表示法の規制
景品表示法とは、サービスや商品の過大表現をし、消費者に誤解を招くことを防ぐために作られました。
たとえば過大な景品を付けて商品やサービスの販売を促進させようとすることなどを規制しています。
特に気をつけたいのが「有利誤認」です。
(消費庁サイトから引用)
景品表示法第5条第2号は、事業者が、自己の供給する商品・サービスの取引において、価格その他の取引条件について、一般消費者に対し、
(1)実際のものよりも取引の相手方に著しく有利であると一般消費者に誤認されるもの
(2)競争事業者に係るものよりも取引の相手方に著しく有利であると一般消費者に誤認されるものであって、不当に顧客を誘引し、一般消費者による自主的かつ合理的な選択を阻害するおそれがあると認められる表示を禁止しています(有利誤認表示の禁止)。
たとえば、いつも3,000円のサービスを「今だけ3,000円!」と掲載していると、有利誤認になってしまいます。
しかし、期間を区切って値引きをしていれば有利誤認にはなりません。
集客のために「今だけ」「ここのサロンだけで受けられる」などの文言を使ってしまうと、法律違反になるので注意しましょう。
注意点②あはき法
あはき法とは、医師以外があん摩・マッサージ・鍼灸を行う場合は、あん摩マッサージ指圧師、鍼師(はりし)、灸師(きゅうし)それぞれの資格が必要であるというものです。
マッサージは医療に類似する行為なため、資格を持った人しか行えないので注意が必要です。
注意点③薬機法の規制
エステサロンで使用する美顔器や痩身マシンを紹介する際に、「2日で肌が綺麗になる」「3日でスリムになれる」などの、すぐに効果が出るような表現は、薬機法違反になります。
ほかにも「アンチエイジング」や「リフトアップ」という表現も使い方によっては、薬機法違反になる可能性があるので、事前に確認する必要があります。
注意点④医師法
エステティシャンは医師ではないため、治療や予防などの医療行為ができるような表現は禁止されています。
人体に医学的な影響を与えるような表現は避けるようにしましょう。
まとめ
エステサロンの集客方法について紹介しました。
無料で広告を掲載できるサイトも多いため、導入してみてはいかがでしょうか?ホームページやサロン情報を記載する際は、景品表示法や薬機法などに違反しないよう、気をつけて掲載しましょう!
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